HARRY POTTER et Les Reliques de la Mort


ハリーポッター第7巻、邦題『死の秘宝(仮)』。

ここジュネーヴではフランス語版が先月末に発売になり、どうしようかなー、でもそんなに急がなくてもねー…って思ってたくせに、うっかり立ち寄ったFnac(フランスのタワーレコードみたいなお店)に平積みされてるのを見たらもう居ても立ってもいられなくて、即その場でFnac学生カード作って会員価格(−20%)でお買い上げ。忙しかったり出かけていたりで中断した数日間を除いて、ほぼ毎晩就寝前に読んでいた(昼間に読み始めてしまうともう何も手につかなくなるので夜限定)のが、ついに終了しました。

大筋はわりと予想どおりだったけど、1〜6巻にくまなく張られていた伏線が次々と明らかになって、ちょっと忘れちゃってて思い出せないような細かいことまですべて解決されました。ああすっきり。
このシリーズ、日本語版もフランス語版も、言葉遊びの部分がものすごく上手に訳されていて、読むたびに感動します。中には後のストーリーに関わってくる重要なトリックもあるし、しかも訳者はラストを知らずに一巻ごとに作業していくわけだから…大変だろうなぁ。途中で辻褄が合わなくなってドッキリ、とかないのかな、なんて余計な心配してましたが、はい、余計な心配でした。

長い長い物語が終わり、もうこれで新刊の発売を1年以上心待ちにすることもなくなり、ほっとしたような寂しいような。。
5巻の『不死鳥の騎士団』から仏語版で読んでいます。仏語で書かれた本を読むことに対する抵抗(と諦めと恐怖感)を無くしてくれたこの本に感謝です。もとは、こっちにくらべて時間のかかる日本語訳の出版が待ちきれなかっただけなんですが、きっかけはなんでもよし。フランス語上達に多いに役立ちました。ついでに、あんまり役に立たない魔法関連のボキャブラリーも異常に身に付けちゃったけど。

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