DA GELO A GELO

2008/02/01 20:00-
BFM, salle Théodore Turrettini

Salvatore SCIARRINO ; da gelo a gelo (Opéra)


イタリア人作曲家サルヴァトーレ・シャリーノ (S.SCIARRINO, 1947-) のオペラ、演出はバレエ振付家のTrisha BROWNによるもの。
題材はなんと、和泉式部日記です。
でもイタリア語歌唱です。
先に観に行った友人たちからはおおむね好評で『日本っぽくてよかった』とか言われまして…果たして日本人である私にはどう感じられるんだろう?と、そんな気持ちで出かけました。

シャリ—ノは、室内楽作品を数曲聴いたのみでそこまで詳しくなかったので、まず初めて出会う声の扱い方にびっくり。ああ、こんな方法があるのか…と感嘆。
そして、身のこなし・動作(歩く、立ち上がる、寄りかかる、etc.)などを除いて、確かに日本の雰囲気が変に曲げられず、うまく伝わっているなと思いました。イタリア語で歌われるテキストも、聴いてるうちにだんだん違和感がなくなっていくというか。


最後の、終わり方もかなりおもしろかった。でもこれはネタバレになるので書くのやめます。
ところでこの日、開演が30分近く遅れたんです。場内アナウンスによると『まだ会場に到着していない演奏者がいる』って。おいおい。現場はすっかりイタリア時間だったのかな?(スイス人は日本人同様、時間厳守です。笑)

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