ローザンヌ出張 〜アシスタント日記・番外編

エレクトロ関係の本番3連続+自作の初演が済んだ翌日、ホッとする間もなくMacBookPro、サウンドカード、マイク、ケーブル等の機材を抱えてよろめきながら(←重いんです)向かった先は



ローザンヌ。ジュネーヴから急行で30〜40分で着きます。
この日はお天気に恵まれ、眺めは最高!



…って残念ながら観光しに来たのではなく。
ローザンヌ音楽院トランペット科の学生から『卒業試験に電子音響を使った曲をやりたい』という話がまわってきたのがだいたい1ヶ月くらい前。そう、ローザンヌの作曲科にはエレクトロのクラスがない。すなわち機材もない。当然、周辺事情をわかってる人もいない。
そういういきさつで、ジュネーヴ作曲科に『電子音響を担当できる誰か!』とヘルプ依頼が来たわけです。自分の初演と時期が重なっていたので返事スルーして数日後、引き受ける予定だったMルクが急にスペインに帰ることに。この忙しい時期にもう手の空いている人がいなくて、結局土壇場になって私が代打で出ることになりました。
ライブエレクトロニクスとはいえ、比較的単純なプログラミングの作品で、実際演奏中の操作も少ない。ただ普段はそこまで深く関わらない音響エンジニアとしての役割も兼任しなければならず、しかも初めて来るホール。初めて使うミキサーテーブル。初めて見るスピーカー。本番前日である今日は、スピーカーと座席の位置関係を含め音量のバランスや残響、レベル調整などに全神経を集中…



帰りにちょっとくらい街歩きを…と思っていたものの、すっかり消耗してしまい、学校周辺をぐるっと1週しただけで後は翌日の本番に備えてすぐ駅に向かいました。
(明日の記事に続く)

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