Cue! 〜アシスタント日記・その3


2008/06/07 18h00-
Uni-Mail (Genève, Suisse)

Diplômes et Bachelor de Composition




Benoît Moreau Audiogrammes II pour quatre solistes et ensemble
Valentin Villard Où vont tous ces enfants... pour piano et électronique en temps réel
Kenji Sakai Bable - from the depth of spiral pour violoncelle, ensemble et électronique



芋蔓式…とはよく言ったもので、一度引き受けると似たような依頼が次から次へと続く。
今度はパリ留学中からお世話になっていた日本人作曲家・酒井健治さんの作品のsuivi électronique を担当しました。

えーとこの作品は…とにかくイベントキューが多い!自分だけじゃなくソロ・チェリストがフットスイッチを使う部分もあったのですが、それでも多い。Mルクの曲の5倍、Fランシスコの20倍くらいのイベント数。
そしてタイミングが非常に重要で、客席側に置かれるコンソールルームからでは演奏とぴたっと合わせることが難しいため、指揮者が見えるようにピアニカ大の鍵盤(MIDIキーボード)とモニターを持ってステージ上の演奏者たちに混じることになりました。

リハーサルが始まりいざ自分の席に着いてみて気づく、とってもとってもひさしぶりなこの『アンサンブルの中にいます』感覚。そういえば最後にお客さんの前で(ピアニストとして)演奏してからもうかなりの月日が流れてます。ていうか、いつ以来だっけ?ホントに。
少なからず緊張したものの、本番特有のエキサイティングな空気を味わえて嬉しかったです。



ところでこの日、1曲目のBノワ開始直前に機材にアクシデントがあり、開演が少し遅れました。
さらに、最後の曲が終わった直後に『不具合が生じたためアプリケーション強制終了』。
なんとも綱渡りなコンサート。でも、まあこんなものなのかもしれません。無事に演奏できればよし、ってことで。
あれですね、たぶん、スイスとオーストリア共同開催のサッカー欧州杯 EURO2008 の開幕日・しかも同時刻開演だったからでしょう!(ん、関係ない?)
機材解体・打ち上げ後にクラスメート数人とカフェ飲みに行こうって外へ出たら、ポルトガル出身で指揮科在籍のJゼと擦れ違いました。国旗を持って、ポルトガルチームのユニフォーム来てスーパーサイヤ人みたいな頭(かぶりもの)して声完全に枯らしてました。おつかれさん。。(^_^;

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