L'Etrange Histoire de Benjamin Button

















80歳で生まれ、若返っていく
数奇な人生を生きた、ある男の物語

私は数奇な人生のもとに生まれた——。「グレート・ギャツビー」で知られるF・スコット・フィッツジェラルドが、1920年代に書いた短編を基にした『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』は、こうして幕を開ける。それは80歳で生まれ、年をとるごとに若返っていく男の物語。ほかの人々と同じように、彼にも時を止めることはできない。第一次世界大戦末期の1918年にニューオーリンズで始まり、21世紀へと続く彼の人生は、たとえようもないほど不思議なもの。“普通”とは言い難い彼は、出会った人々や場所を心に刻み、愛と出会い、愛を失い、生の喜びと死の悲しみに震えながら、壮大な旅を続ける。


(公式サイトより抜粋)

* * *

映画『L'Etrange Histoire de Benjamin Button』(邦題『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』)を観てきました。
『セブン』『ファイトクラブ』と同じ監督、D・フィンチャーの作品だと知ってちょっと驚き。←前述の2本はどっちもものすごく怖かった…。
内容については書きすぎるとネタバレになるし、公式サイトに充分情報が載ってるので省くとして、別のお話を。

ジュネーヴで普通の映画館に行ったのは、考えてみたら今回が初めて(前回が普通じゃなかったってわけではないけど)でした。
吹き替えは違和感を感じる場合が多いので私は迷わず原語+字幕版を観にいくのですが、最初に予告が始まるや否や、いつもと何か違うことに気づいたのです。ええっと、確かに原語音声で、字幕も出てるし、理解できる、けど一瞬目が迷うとでも言うか…

なんか字幕多くない?

そう。ドイツ語とフランス語、2種類の字幕が同時に出ていたのです。二段並んで、こんな感じで。

- Guten Tag!
- Bonjour!


視線は無意識のうちに『読める方(=フランス語)』を追っていくものの、『読めない方(=ドイツ語)』も一応視界に入ってくるからやたらインプット情報量が多く、ふとした瞬間にドイツ語の方まで読もうとしてしまい『翻訳に失敗しました』というエラーメッセージが脳内点滅。しかも耳に入ってくるのは英語。

冒頭30分くらい、慣れるまでしんどかったです。
でも後半は若返ったブラッド・ピットの美しさに癒されました(笑)


***Data***

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(ワーナーオフィシャルサイト)

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