Centre Acanthes 2010



7月1日〜16日の2週間、現代音楽の夏期講習会 Centre Acanthes に行ってました。2006年の作曲アトリエB(室内楽)、2007年のIrcamワークショップに続いて、今回は作曲アトリエA(オーケストラ)への参加です。

この曲の締切は5月半ば、ジュネーヴ音楽院のマスター修了作品と同時期だったため本っ当に時間がなく、当時の記憶はところどころ飛んでおり(パート譜なんてどうやって作ったんだろう自分…)さらに1回目のリハーサル直前に楽譜にミスプリが見つかったりしてハラハラしましたが、オケの雰囲気がとても穏やかで、指揮者のJ.Mercier氏ともうまくコミュニケーションが取れて、短い時間の中でじっくりと仕上げることができた感じです。講習最終日のファイナルコンサートでも演奏していただきました。

今回こんなギリギリだったのに無茶をしてでも参加したいと思ったのは、招待作曲家が一度会ってみたい人ばかりだったからです(正確に言うとT.Murailはジュネーヴのマスタークラスで見てもらったことがありますが)。
私の担当(リハーサル立ち会い、個人レッスン)はB.Furrer氏でした。以前ジュネーヴのアンサンブル・コントルシャンの定期コンサートでピアノコンチェルト(2008)を聴いて以来、かなり注目していた作曲家で、実際レッスンでもたくさん得る物があり、来てよかった!と100回くらい思いました。笑

あと、今年は3年ぶりにまたIrcamのコンピュータミュージック・ワークショップが開設されて、4月までお世話になっていた先生たちが勢揃い。暇を見つけて上級クラスの聴講に行ったりもしました。さらに同じ時期に研究員をしていた友人が3人、ジュネーヴ音楽院の同級生たち、パリ在住時の知り合い、そして講習会のオーガナイザー、4年前から変わらないオケの演奏者にスタッフ、etc...参加者の半分くらいと顔見知りで『犬も歩けば』的な状況に。海外在住組日本人の方々とも仲良くなれて、毎日なんだかんだと笑い転げてすっごく楽しかったです。



***Data***

Centre Acanthes 公式ウェブサイト
http://www.acanthes.com/

ページ左下 "Quelques images ... Acanthes 2010" のリンクに飛ぶと写真が載ってます。スタッフさんが常にカメラを持ち歩いてばしばし撮っており、油断した隙に『うわーー撮られた!』っていうのが何枚も。。

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