PINA

PINA - A film for PINA BAUSCH by WIM WENDERS (2011)
- German 3D dance film directed by Win Wenders
- Premiered at the 61st Berlin International Film Festival





"dance, dance, otherwise we are lost"

いつだったか正確な日付は忘れてしまいましたが、最近観た映画のひとつ『PINA』。ダンサーであり振付家であるピナ・バウシュ(Pina Bausch, 1940-2009 独)の作品群が、1973年より芸術監督を務めたヴッパータール舞踏団のダンサーたちやその他関係者のインタビューを挟みつつ展開されてゆきます。
2009年初めから映画監督であるW.ヴェンダースとともに映画の制作に乗りかかったピナ・バウシュがその半年後に思いがけず亡くなってしまったため、ちょっと追悼というかオマージュのような色合いが濃く出ていますが、もともとは舞台以外での見せ方(3D上映の計画も含め)を考えてのひとつの作品制作として発案された模様。

ピナ・バウシュ作品は、衣装や背景に時々顔を見せるナチュラリストな側面が若干苦手なのですが、動きやテンポ、また音楽との関係はとても好きです。私が行ったのは2Dでの上映だったけれど、充分な迫力で、本物の舞台ではできないような映像ならではのトリックもあり、シアター芸術というものを大事にしてて、柔軟な発想を常に持っていたんだろうな、なんて思いながらの鑑賞でした。


映画『PINA』公式サイト(英語/ドイツ語)
http://www.pina-film.de/en/

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