Info Concert - 24/09/2011@Royaumont

Session de Composition I
Le samedi 24 Septembre, 15h30-
La réfectoire des moins
Fondation Royaumont F-95270 Asnières-sur-Oise, France
Entrée libre sur réservation : 01 34 68 05 50

Yumiko YOKOI :
Koi-Uta for soprano, mezzo-soprano, clarinet & viola (W.P.)
ソプラノ、メゾ、クラリネットとヴィオラのための 恋歌(新作初演)

Adèle Carlier, sop | Emilie Nicot, mez | Shizuyo Oka, cl | Barbara Maurer, va


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Les musiciens et les chanteurs en résidence, sont arrivés à l'Abbaye !

Aujourd'hui nous avons commencé les premières répétitions. Toutes les pièces vont être créées au samedi 24, ici à Royaumont.
Pour plus d'info, voici les liens :
Concert I à 15h30
Concert II à 17h30


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数日前に終止線を引いたばかり(と言っても最近はほとんど手書きしないので全体の小節数指定と同時にソフトが勝手に引いてくれちゃって少し張り合いに欠けるなんて思ったり)のできたて新作初演のお知らせです。日時及び場所は上記のとおり。以前掲載してたインフォメーションに間違いがあり、開演時刻が15時30分に訂正されてますのでお気をつけ下さい!あと、自家用車をお持ちでない方は自力で辿り着くのが冗談じゃなく大変困難ですので予約を含め財団に交通手段を確認する(送迎マイクロバスなど出てます)か、直接私にご連絡お願いします。


さて、作品について少し。
なにやら某ケータイ小説みたいな題名が付いてますが(タイトル訊かれて答える度に実はちょっと恥ずかしい。)主なソースは古今和歌集の11〜15巻にあたる『恋の歌』からの抜粋。

・日本語で我々が使っている『恋』という言葉、Love(英)や Amour(仏)とは少し違うんだよなぁと前々から思っていて(尊敬や憧憬の意味合いが含まれている、恋愛初期の段階に多い感情、当然ながら『愛』とも違う…)そのあたりを一度きちんと考えてみたかったこと
・2009-10年に作曲したサックス協奏曲『Voiceless Letters』で藤原道綱母の蜻蛉日記を題材にした際、関連資料で目にしたその他の平安文学作品。また、
・同作品で日本語の発音について音声学や音響学の面からの研究をした経験

これらがきっかけとなって生まれた曲です。


楽譜の提出後、演奏者からのリクエストで曲に使った和歌の対訳を作ったのですが、これが曲と同じくらい…というと大袈裟だけど、かなーり苦労しました。できれば自分のイメージになるべく近い言葉でうまく伝えたいし、リズムもあるし…加えて固有名詞に掛詞とか、もうどうしたものかと頭を抱える結果に。
それでもGoogle翻訳よりは良い仕事したよね?私。(ってたいしてフォローにもならない…)

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